TOP >理事長のあいさつ
 大森理事長の挨拶
 
 組合員の皆様には、日頃当土地改良区の農業農村整備事業の促進と事業運営につきまして特段のご支援とご協力を賜っておりますことを、心から感謝申し上げます。

 さて、この度の役員任期満了により6月28日の理事協議会におきまして、理事長互選会により理事長に選出され就任いたしました。 
 今年は5月24日に総代選挙が石巻選挙管理委員会管理のもと執行され、総代56名が選出されました。その内27名の新人総代を迎え土地改良区にとりましても新しい展開が期待されるものと思います。

理事長 大森 康隆

 それに伴い退任された総代各位におかれましては、長年のご苦労に対し衷心より感謝申し上げます。大変ご苦労様でした。
 更に6月12日臨時総代会を開催し役員総選挙を執行致し、理事17人中7名の新人、監事3名中3名の新人となり、役員総数20名の内10名が新役員となりました。執行部におきましても新しい考えの基、これからの土地改良事業推進、発展に取り組んでいるところでございます。

 東日本大震災から6年が過ぎ、管内被災地においても農地の復旧、営農組織、法人化が推進され、新たな農業経営が根付き始めております。農地中間管理事業の活用から、農用地利用改善組合へ農地集積協力金の交付を受け地域営農の原資とし、又、営農組織へまとまった農地の貸し手として新たな取り組みが始まっており農業経営のパイオニアとし今後が注目されるところでございます。
 本年度における当土地改良区の事業取り組みについてご報告申し上げます。
国営かんがい排水事業「河南二期地区」につきましては、昨年5月に計画確定に向けての同意徴収により、組合員皆様方からの90%以上の高い同意率により、11月に計画確定を受け現在に至っており、今年度は一期工事として、東松島市赤井区地内、筍掘排水路、中区機場、赤井堀排水路の実施設計、用地測量等の実施により一部工事着手予定となっております。これらの施設は昭和40年代に造成された施設であり、今後悔いの無い国営施設として十分検討頂き、工事着手をお願いいたしているところでございます。河南二期地区につきましては、一期工事として広渕沼機場、中区機場、赤井堀排水路、筍堀排水路と主に排水改良工事を先行し、平成34年完成を目指しております。二期工事として和渕揚水機場等用水関連施設の改修となり、平成30年からの着手とし、完成は平成39年を予定いたしております。

 また、県営圃場整備事業(7地区)も事業終盤に向かっております。今後一時利用地から本換地へと進んでまいります。復興予算による急速な工事の進捗により、関係する組合員の皆様、実行、換地、評価委員の皆様には事前転作、事後転作による工事に対するご理解、ご協力の賜物と感謝申上げます。
 当改良区においては、各種事業を積極的に推進し担い手、法人等への農地集積、生産性の向上のため最大限の活動を進めています。

 この度の就任に当たり、組合員が希望と誇りを持てる活力と魅力のある農村の建設に向け決意を新たにし、役職員が一丸となって、農業農村整備事業を強力に推進してまいる所存です。皆様方の尚一層のご指導、ご支援、そしてご協力をお願い申し上げます。