TOP > ふるさと保全会活動 > 農地・水・環境保全向上対策事業

農地・水・環境保全向上対策 ( 6つのステップ ・ 活動指針構成イメージ ・ 支援の水準 )
ふるさと保全会の活動 ふるさと保全会総会 共同活動支援交付金採択申請
市・町との協定書締結 ふるさと保全会活動組織役員 保全会の役割分担
共同作業・農地・水向上、農村環境向上活動の実践活動内容

 
  


  


   田んぼや畑まわりの「溝さらえ、藻刈り、草刈り、道路の補修」などの作業は、水土里

   ネットや農家の共同作業で行われてきました。

   農家の高齢化、農村の過疎化及び混住化などにより農村集落の力が弱まり、昔から

   引継がれてきた「共同作業の仕組み」が薄れてきています。 このため、田んぼや水路

   などの地域資源の機能が低下しつつあります。

   私たちのふるさとをかたちづくる田んぼや水路などの地域資源を次の世代に引継ぐ

   ためにはどうすればいいでしょうか?

   農地・水・環境保全向上対策は、地域の創意・工夫による地域資源の保全向上活動

   を促進し、多様な主体の参加による効果の高い共同活動の更なる推進を図るものです。







 
 

  農地・水・環境保全向上施策の支援を得る為
 には以下のステップを踏む必要があります。


 
 

  活動計画、交付金の使途、活動状況の確認
 方法等を定めた協定を活動組織と市町村で、

 締結します。

 

  地域資源を守るための共同活動に取り組み
 やすい対象地域を設定します。

 

  助成金を受け取れる体制が整って、一定の
 活動項目が活動計画に位置付けられている

 ことが確認された場合、対象面積に応じて助
 成金が交付されます。

             
 

  農業者だけでなく、自治会などのそれ以外の
 活動組織の構成員の参加を募ります。


 

  構成員が話し合って活動組織規定を作ります。

     

  活動計画に基づいて計画を実践して下さい。
 助成金は、活動計画の中の資金計画で定めた
 範囲内であれば、原則自由に使えます。
 活動が有意義に実施されるように、工夫しましょう。

 

  構成員が話し合って活動組織の活動計画を
 作ります。






 (参考)活指針の概要

国が示す活動指針の構成イメージ(田の例)

区分 活動項目
農用地 開水路 パイプライン ため池 農道



点検
活動

□遊休農地等の発生
  状況の把握

□施設の点検

□施設の点検

□施設の点検

□施設の点検
計画
策定
□共同作業計画の策定
実践
活動

□畦畔・農用地法面
  等の草刈

□遊休農地発生防止
  のための保全管理

□配水操作
□水路の草刈
□水路の泥上げ

□配水操作
□ポンプ場、調整施設
  等の草刈
□ポンプ吸水層等の
  泥上げ
□かんがい期前の
  注油



□定期的な見回り
□配水操作
□ため池の草刈
□かんがい期前の
  施設清掃、除塵
□管理道路の管理

□砂利の補充
□路肩、法面の草刈
□側溝の泥上げ
 



区分 活動項目
農用地 開水路 パイプライン ため池 農道












機能
診断

□施設の機能診断
□診断結果の記録
  管理

□施設の機能診断
□診断結果の記録
  管理
□施設の機能診断
□診断結果の記録
  管理
□施設の機能診断
□診断結果の記録
  管理
□施設の機能診断
□記録結果の記録
  管理
計画
策定
□年度活動計画の策定
実践
活動

□農用地法面の
  初期補修
□鳥獣害防護柵の
  適正管理
□暗渠施設の清掃
      ・
      ・
      ・




           他


□水路側壁のはらみ
  補修
□目地詰め
□異常気象後の見回
□ゲート類等の保守
  管理の徹底
      ・
      ・
    


            他

□パイプ内の清掃
□給水栓に対する
  凍結防止対策
□空気弁等への
  腐食防止剤の
  塗布等

      ・
      ・

      ・


           他

□遮水シートの補修
□コンクリート構造
  物の目地詰め
□水抜きによる点検
  ・補修
□異常気象等後の
  見回り
□異常気象後の
  応急措置
        ・

            他

□側溝の目地詰め
□路肩・法面の初期
  補修
□きめ細やかな雑草
  対策

      ・
      ・
      ・




           他
 



区分 活動項目
農用地 開水路 パイプライン ため池 農道












計画
策定

□生態系保全計画
  の策定

□水質保全計画の
  策定

□景観形成・生活環
  境保全計画の策定

□水田貯蓄機能増
  進・地下水涵養に
  係る地域計画の
  策定


□資源循環に係る
  地域計画の策定
啓発
普及
□広報活動     □啓発活動     □地域住民等との交流活動     □地域内の規制等の取り決め
□学校教育等との連携     □行政機関等との連携
実践
活動

□生態系保全に配
  慮した施設の適
  正管理
□水田を活用した生
  息環境の提供
□生物の生息状況
  の把握

      ・
      ・

           他



□水質保全を考慮
  した施設の適正
  管理
□循環かんがいの
  実施
□水質モニタリング
  の実施・記録管理

      ・
      ・

           他


□農業用水の地域
  用水としての利用・
  管理
□景観形成の為の
  施設への植栽等
□伝統的施設や農
  法の保全実施

      ・


            他

□水田の貯留機能
  向上活動
□地域排水機能向上
  の為の施設操作
□水田の地下水涵
  養機能向上活動

      ・
      ・


            他

□間伐採等を利用し
  た防護柵等の適
  正管理
□農業用水の反復利
  用
□有機性資源の堆肥
  化

      ・


            他








要 件 の 区 分 助成に必要な条件
体制の要件 規     約 活動組織規約を策定
協     定 市町村と協定を締結
活動の要件 基礎
部分
資源の適切な
保 全 活 動
点検活動  活動指針の全項目を実施
計画策定
実践活動
誘導
部分
農 地 ・ 水
向 上 活 動
機能診断
計画策定
実践活動  活動指針の3割以上の項目を実施
農 村 環 境
向 上 活 動
計画策定  活動指針から、環境のテーマを選ん
 で、「計画、啓発・普及、実践」を
 セットで各々1つ以上実施
啓発普及
実践活動







 支援の水準
  10a当たり単価
(国の支援分)
10a当たり単価
(国と地方の合計
水 田 都府県 2,200円/10a 4,400円/10a
北海道 1,700円/10a 3,400円/10a
都府県 1,400円/10a 2,800円/10a
北海道 600円/10a 1,200円/10a
草 地 都府県 200円/10a 400円/10a
北海道 100円/10a 200円/10a

 ※ 地方支援単価は、県・市町村との協議により決定され、国の支援分は、地方支援単価に
    応じた額となります。

 ※ 参 考    河南矢本土地改良区管内保全会の国と地方の合計支援単価は
  石巻市 2,200円/10a  
東松島市 4,400円/10a
涌谷町 2,700円/10a
            
           となっております。

                                                        ページの先頭へ戻る