TOP >理事長のあいさつ
 門間理事長の挨拶
 
 組合員の皆様には、日頃当土地改良区の農業農村整備事業の推進と事業運営につきまして、特段のご支援とご協力を賜り心から感謝申し上げます。
 さて、この度の役員任期満了により6月28日の理事会におきまして理事長互選により理事長に選出され就任致しました。
 今年は、5月30日に総代の任期満了に伴う立候補の届出が5月6・7日に行われ全選挙区において、総代定数内となり無投票により選出されました。第9区石巻市門脇及び蛇田区域、第10区遠田郡涌谷町、遠田郡美里町和多田沼区域におきまして定数2名に対し1名の立候補となり、総代総数58名中、欠員2名で56名の新総代が選出されました。内11名の新人総代を迎え土地改良区にとりましても新しい展開が期待されるものと思います。

理事長 門間 一男

 それに伴い退任された総代各位におかれましては長年のご苦労に対し衷心より感謝申し上げます。今回の選挙は、土地改良法の改正によりこれまで、市の選挙管理委員会への事務委託から、土地改良区独自選挙の執行となり、土地改良区職員による慣れない選挙事務となりましたが、皆様方のご協力により無事終えることができました。

 更に6月10日には、臨時総代会を開催し役員選挙を執行し、新しい体制がスタート致しました。理事17名の内新人3名、監事3名の内新人員外監事1名が選出されました。

 昨年からのコロナ禍による生活様式の変化、外食産業の低迷による、米その他農作物の消費の減退、農業情勢を取り巻く環境も一層厳しいものとなってきており令和3年産米の米価の下落等懸念材料が後を絶たない現状であります。又会議の持ち方も密を避けての会議により、本来の会議から書面による議決と変化しております
早期に収束し自由な行動ができるよう願うところです。

 さて、当土地改良区の事業への取組についてご報告申し上げます。
国営河南二期農業水利事業につきまして、事業計画確定後5年目を迎え、中区機場筍堀排水路、赤井堀排水路の改修と和渕揚水機場の整備に着手しており効果発現に向け、早期の完成が望まれるところです。

 県営ほ場整備事業では、震災復興交付金事業「西矢本地区」、復興再生事業「川前四地区」における権利者会議開催に向け、鋭意作業を進めているところであり、両地区とも面の工事が完了し確定測量の成果を持って換地計画を確定し関係者各位より了解を頂くものとなっております。又新規地区として、令和3年度採択「深谷東地区」、令和4年度採択予定「深谷西地区」と県営ほ場整備事業による農地整備が予定されており、農地の汎用化、競争力の高い作物作り等今後の営農が期待されるものです。

 鹿又地域の排水改良事業である、県営農村地域復興再生基盤総合整備事業「石巻中部地区」による曽波神排水機場の増強工事、機械排水路の改良工事が発注され、鹿又地域念願であったJR石巻線横断箇所の断面改修工事も来年には完成の見込みとなっており、ほ場整備による面の整備と排水改良工事により農地の汎用化が一層進むものと思われます。

 令和3年2月13日発生の福島県沖地震による被災が県営中埣用水路、県営谷地中用水路の2路線4ヶ所にあり、内3ヶ所で災害査定を受け復旧することとなっております。

 当土地改良区においては、各種事業を積極的に推進し担い手、法人等への農地集積、生産性の向上のため最大限の活動を進めています。

 この度の就任に当たり、組合員が希望と誇りを持てる活力と魅力のある農村の建設に向け、決意を新たにし、役職員が一丸となって、農業農村整備事業を強力に推進して参る所存です。皆様方の尚一層のご指導、ご支援、そしてご協力をお願い申し上げます。