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 ほ場整備事業とは
 ここでは、ほ場整備事業について皆さんに少しでも分かりやすく説明していきたいと思います。

 一般的にほ場整備事業というのは、農家の方々やそれに関係する機関の方以外にはあまり知られていないかもしれません。

  少しでも興味がある方は是非見ていって下さい。

 

ほ場整備ってなに?
 バラバラな田んぼを大きな田んぼにする

 昔ながらの田んぼは、大きさも形もバラバラなものが多く、中には五角形や六角形の形をした田んぼもあります。

 ほ場整備事業とは、こういった耕作をするのに効率の悪かった田んぼを大きな1つの田んぼに整備していく事業です。

 

 

 

どんなメリットがあるの?
 

 作業効率の上昇

 田んぼのかたちがバラバラだったり、小さかったりすると大きな農業機械はかなり使いづらくなります。田んぼがあちこちに散らばっている人はさらに大変です。 ほ場整備をおこなうことで、これらの不便さを解消することができます。 
 
  生産コストをおさえられる
 農薬代や機械の動力代など、多くの分野で経費削減がおこなえます(参考)
 
 担い手への農地集積
 これからの担い手のもとに農地を集積させ、経営規模の拡大を図ることができます。
 
 
 
そのほかのほ場整備事業
  

 農道の整備

 今までは、田んぼの中を通る農道は車1台がやっと通れるくらいの幅しかありませんでした。

ほ場整備事業では、この道路の幅を広くして(3m〜5m)農家の皆さんがより使いやすいようにします。

 
 用水路の整備

 用水路は、全て地中の中を通します。そして地中から各田んぼへ水を供給するのですが、ほ場整備地区の田んぼには全てバルブ(蛇口)がついており、これを開ける事により水を田んぼへ流す事が出来るようになります。つまり、必要以上に水を田んぼに流す事がなくなるわけです。

 
 排水路の整備
 排水路については、基本的に今までの田んぼと同じように水路を作り排水するわけですが、この水路の他に暗渠排水という水路もあります。 

 この暗渠排水は、田んぼの下に水路(塩ビ管)を通すもので、この水路は田んぼの下、つまり土の中にある水も排水する事が出来るようになります。

 なぜ土中にたまる水を排水するのかというと、田植えをした後、一時的に田んぼから水を排水します。これは、稲の根をより強く、より長くする為に行うもので、水がなければ稲の根は水を求めてどんどん伸びていきます。この時に、土中の水も排水しておけば、水を求めてより一層根は強く伸びていくのです。


当改良区のほ場整備事業地区図